2018年4月4日水曜日

STYLISTIC Q550/C に Windows10 を入れた話

モデリングのメインで使っていた Photon2 のUSB接続器機が突然動作不能に陥る状態が出始めました。再起動するたびに、動作しなくなる間隔が短くなる為、コンデンサ系の不良、もしくは熱暴走かと思います。修理するなら、いっそ、ハブを内蔵して多USB化改造しようかと画策中。
ただし、そうすると基盤にハンダを当てる大改造になるわけで、最悪文鎮になりますし、
不在の間を代替する機材が欲しい…というわけで、現状家にある中華タブを漁ったのですが…Linux Mint の19は当分先になるので、Linux の次期バージョンの芽がなくなった(Ubuntuが対応を辞めた)32Bitマシンの整備を決意。

幸いWin10のアクティベーションが済んだ FUJITSU STYLSTIC Q550/C があったのですが、果たして、2012年製、AtomZ670 2GBRAM SSD32GB のマシンに最新 Windows10 は載るのか…

載りました。


では、気の遠くなるような備忘録おば…

1.最新版インストーラーではインストールできない
2018年4月現在でマイクロソフトがHP上で公開しているインストーラーではまず無事にインストールできません。
途中までは動きますが、画面が真っ黒になったあと全く動かなくなります。一応12時間ほど待ちましたがまったくダメでした。

幸い、私には Ver1607 のインストーラーがあったため、コレを使用。
インストール時の注意ですが、ワイヤレスLANは切って(ONにすると後々勝手に通信を始める可能性がある上、通信速度が遅いなど問題が多い)、USBハブを繋ぎ、ハブにキーボード、マウス、有線LANを接続。途中数回画面が真っ黒になる事はありますが、わりとあっさりインストール完了。

2.アップデートの前に
とっても重い Windows10 標準アプリを極力削ります。只でさえ Windows10 のアップデートは半日から数日がかりの重い作業です。これを重いアプリを入れたまま行う事は、バーベルを持ち上げながらフルマラソンを始めるくらい自殺行為です。

やる事は
視覚効果全OFF、半透明処理OFF、OneDriveアンインストール、コルタナさんにお帰り頂く(後述)。
これらに加えて SuperFetch のOFFがあるのですが、最初から起動していませんでした。
OFFのやり方の説明は…「Windows10 高速化」とかで検索すれば、大抵出てきますのでコルタナさん以外は割愛します。

3.恐怖のアップデート
一通り、1607 で高速化が済んだらアップデート開始です。
Windows10 更新アシスタントを使い4月現在最新の 1709 ( Fall Creators Update )をインストールするのですが…
一回 0x80070570 エラーを出して止まった事がありました。
ネットで検索すると解りますが、Windows/SoftwareDistribution/Download フォルダ内のファイルを全て消してやり直せばなんとかなります。


ファイルのダウンロードが完了し、インストールが始まると途中でバックライトごと画面が消えて真っ暗になります。Q550/C にはHDDアクセスランプが無いため不安になりますが、有線LANのアクセスランプが不規則に明滅しているなら放置しましょう。私は2時間前後待っていたら画面が表示されるようになりました。たけしの挑戦状のあぶりだしの2倍くらい我慢すれば良いだけです。

4.VSコルタナさん
1709 インストール自体はダウンロード開始から4時間程度で出来ました。
視覚効果全OFF、半透明処理OFF、OneDriveアンインストールの設定は 1607 の状態から引き継がれたのですが…MS社の産んだターミネーター、コルタナさんは復活しています。
コルタナで検索すると、消す、アンインストール、抹消など物騒な語が並びます。
アンインストール手段が無い上に、タスクマネージャーでプロセスを終了しても数秒で復活する脅威の生命力を誇るコルタナさんですが…ここは敢えてスマートにお帰り頂くという方法に挑戦します。

まあ、レジストリを弄るのですが。
インターネット上を検索するとWindows10 画面下の検索BOXに regedit と入力せよと書いてあるページが散見されます。
コルタナを非表示にすると検索BOXが表示されませんので、敢えて別の方法で。
Windowsシステムツール→コマンドプロンプトを起動しまして、ここに regedit と入力します。



まあ、結果は同じでレジストリエディタが立ち上がります。


次に HKEY_LOCAL_MACHINE を右クリックして「検索」を選択 allowcortana と検索ワードを入力して待ちます。


私の場合はこの項目が出ました。
MS社はどうしてもコルタナを起動して欲しいらしく、レジストリの位置をしょっちゅう変更しています。なので、この情報がいつまで正確かは解りませんが、とりあえず中に入っているパラメータを全て0に設定します。(名前の項目の列をクリックすると編集画面に入れます)

再起動後すぐに Ctrl+Shift+esc でタスクマネージャーを立ち上げると…


居る!
…のですが、しばらく観察してみてください。
起動しては終了し、また起動するというホラー映画のような挙動をした後数分で完全に起動しなくなります。

お還り頂けたようです。
…ホラー映画化したら売れるんじゃないかな。
ちなみに、検索BOXを使うと問答無用で復活します。


5.で、Blender は動いたの?
HaHaHa当然じゃないか

OMG…
すっかり忘れていましたが、Blender2.76b 以降は OpenGL で古い機械は足きりされていたのでした…いたし方ないので、Blender2.76b をインストール


起動…はできたけど。かなり…ギリギリ。
結局新マシンを探すしかないのかな…まあ、安定のオチですが、話のネタ程度に。

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