2018年4月24日火曜日

春短くない?

桜が咲いているうちに雪が降ったと思ったら、桜が散る前に夏日になり、昨日は光化学スモックだそうです。
そのうち埼玉はクマムシくらいしか生息できなくなるんじゃないでしょうか。

久しぶりに長い駄文を…

EARTH'S DAWN クリア
冬のイベントがあったため、積んでいた Steam ゲーです。
よく2DのDMCと評されていますが、たぶん2Dのモンハンっぽいなにか。
スタイリッシュに戦う事も出来ますが、基本的に詰まったらLvを上げて殴るアクションRPG。
敵を倒して素材を獲得し、コレを使って敵の苦手とする武器を作る~を繰り返す所がモンハン的。

特徴的なのは体力回復で、
1.1秒で最大12ポイント回復するアクセサリアイテム
2.チャージ制の回復専用武器
3.敵ダウン時にランダムで受ける回復ボーナス
4.「吸血効果」付与武器での攻撃
くらいしか回復方法が無いです。(厳密には特殊スキルでいくつか他にもある)
つまり、回復アイテム的な物がありません。

回復手段は3、4がメインなため、敵の物量攻撃に大して自分の飽和攻撃による回復で対抗する事になります。
…まあ、平たく言えばわちゃわちゃしてます。

総じて「戦っている」爽快感があり、良ゲー。
どれか一つ名曲があるわけではないけれど、雰囲気の良いBGM。
背景も綺麗でキャラもフラッシュゲームのような動きですが手抜き感はありません。
ストーリーも王道ですが無理もなくよく出来てます。
バグはスキルメイク時に一つ見つけましたが、完成度の高いゲームでした。

又、基本価格1480円ですがセール時には370円になっています。
私はクリアまでに50時間ほどかかりましたが(裏ステージは6面から先は無理でした)
オフラインで一狩り行きたい人にお勧めのゲームです。


予告犯 読了
冬のイベントがあったため、積んでいた(略
読み終わった後で調べてみたら案の定映画化とドラマ化をしていたお話。名作です。
サイバーテロを題材にした、推理サスペンス…っぽいなにか。
主人公が犯人側だから推理にはなりません。

当時のネット界隈中心の事件を下敷きにした世相を風刺した漫画なのですが…

難点はところどころ雑な話がある所。
主犯のゲイツに対して
「ネットに詳しい冷静な人物で、愉快犯では無い」「複数犯である」「バイトとして潜伏する折に履歴書に嘘を書いていない」
ここまで解っていながら、ゲイツが過去にプログラマーだった折開発したSNSツールをマークしておらず、犯人間の通信を傍受できていない。
終盤にでてきた凄腕ハッカーさんは…まあ、お話をまとめる為に必要だったのかな…という感じ。
訳アリでネカフェからアクセスしているけど、バイト先の Wifi のアクセスパスワード盗んだほうが楽な気がしないでもない。

つっこみ所は多々在れど、良作なのは間違いない。
主人公達は「運の無い割と居る人」…だと思う。アレをネットでよく見るステレオタイプの不幸自慢だと思えるなら、きっと幸せな人生を歩んでいる人。

…10年プログラマーやった後、早期退職(半強制)して10年以上冷や飯食っている上、ビルメン管理営業に転職した際に定宿にしていたネカフェが複数あった自分としては弩ストライクなのよね…で、周りを見渡すとギリギリ生きている人ばかりなのよ、本当に。

鬱屈したネット界隈にやってきた、やりすぎ配信者に見せかけて実は…のオチが御伽噺レベルに綺麗で泣けます。
あと連載がヤングジャンプ。ジャンプって10話で終わるか、10年経っても(休載を何度挟んでも)終われないかのどっちかだと思っていたけど、22話でしっかり終わったのは見事だと思いました。


本来ならモデリングの現状報告をしたい所だけど、いかんせんモデリングマシンが不安定すぎて作業が止まってます。
先月 Q550/C を Win10 化しましたが、当然処理が重い上に毎月第二水曜日に行われるアップデートで、数時間待ちになりました。
また、通常のままでは内蔵カメラが上下逆になる不具合がでます。

では他のマシンを…という事で2個のアプローチ。

Linuxを入れてみる。
…まず、いきなりなのですが、Ubuntu 18.04 は期待の斜め下かもしれません。
いくつかやってみましたが、インストールしてもデーモンエラーで落ちる。
今バージョンの売りである最小構成にしてもオフィスが入ってくる。
パーテション切りをデフォルトでインストールを進める→インストール開始前にマニュアルでパーテションを切りに戻していくと落ちる。
起動時にサーバーにアクセスしに行くようになったそうですが、異常に起動が遅い。
…ファイナルβでこのありさまで半月程度で直るとは思えません。

Momo7w & iWork7 に Linux Mint 18.3(AMD64) を入れてみる
…そうです。こいつら元々は 32Bit OS が載っているのですが、64Bit CPU (Bay Trail) なんですよ、一応。
マイクロソフトとの政治的な理由で EFI が 32Bit ですが 64Bit OS を載せられます。
Linux 上のイメージライタでは無く、Windows 上の rufus でUSBメモリインストーラを作り、
/EFI/BOOT フォルダを掘って、bootia32.efi を置けば…。

えーはい。載りましたよ、一応。
どちらも起動時に esc キーを連打して efi 画面から起動しないと起動できない事が多々ありました。
Momo7w に至っては内蔵の時計用電池が上がってしまっている為、サーバー確認に行く(時計が2006年あたりと誤認する)ので、
安定して起動しません。Bay Trail (Z37xx+アルファベット) 世代と linux の相性が最悪すぎます。

となると2個目の選択肢 Atom 以外のCPUを積んだパソコンの購入しか無いわけです。

条件的には
予算はせいぜい3万円。仕事先の休み時間に使うため、重量1Kg前後、12インチ以下。テクスチャ書きを考えれば 2in1 。欲を言えば Fn キーでテンキー操作できる…。

重量を除けば、我が家のLINUX母艦 EliteBook2760p が全ての条件を満たしています(重量2kg…)。

候補を列挙してみますが…
Cube Mix Plus 性能の条件全てにマッチしますが…台湾製の Photon2 が不調になって、代わりが中国製の4万円タブレット…

ThinkPad Edge 11 のリファビッシュ。2万円前後だし、重量はギリギリだし…と思ったらヒンジに不具合があるそうな。
次に ideapad Miix 320 。Atom だけど、世代が上だし、多分大丈夫なんだけど…これも初期不良品多数。
上記二つの Lenovo 機種はアマゾンのカスタマーレビューが酷い事になっているので、ネガキャンでもされているのかと思いましたが、企業系の太鼓持ちレビュアー以外の評価が軒並み低い所をみるとなんというか、Lenovo になってからのダメさ加減が出てきてしまっていますね。

ドンキのオリジナルブランド MUGA 。中身は KEIAN で Fn キー押しでテンキー入力できる所はありがたいのですが、デカイ。そのうえ会員カードを持っていないため購入を拒否されました。

ソフマップでも買えるビックカメラオリジナルブランド SG116jWH-E 。中身は旭エレクトロニクス。初期不良でSDカードが読めない不良品があるらしい以外は悪くない。
2in1 ではないし、見かけ上 Fn キーを押しながらテンキー操作できるように見えるけど、実際は Num ロックしないとテンキー操作できないのは確認済み。

最後は Dell Inspiron 11 3000 2-in-1。現実的なのは Celeron N3060 搭載の中古品なんだけど、あまり市場に出回っていない(ヤフオクで2万弱らしい)。
coreM バージョンは性能的には Cube Mix Plus に近いけど中古品でも3万円を下回る製品ではない。
というか、これらのバッテリーが消耗した物を買うなら、New Inspiron 11 3000 2-in-1 …の最安モデル。AMD A6搭載 eMMC32GB のモデル(3185)の中古ですね。
AMD 製CPUなら Sempron から 64Bit Linux が確実に載ります。当然 Photn2 にも載りましたし、起動しなかったこともありません。

加えてありがたい事に Windows10 の大型アップデートが始まります。
以前書きましたが、 Windows10 の大型アップデートは 32GB 以下の記憶容量しかない機種にとっては苦行以外の何物でもありません。
新入生/新入社員が安さにつられてこれらの機種を購入→大型アップデートで文鎮化の流れが容易に想像できます。
大半はユーザーサポートに駆け込む思われますが、サポートがパンクして対応を拒否される可能性も多々あるわけで…
中古に売られるにしても、暇な中古屋ならばアクティベーションが取れていることは解っているので、OSを入れ直すかもしれませんが、人件費を考えると「訳ありOS無し品」で売りに出す可能性もあります。

最終的には New Inspiron11(3185) の中古と SG116jWH-E のどっちかですかね。中古の方はGW明けに市場に出回りそうだからそれまで待ちですかねえ?

2018年4月4日水曜日

STYLISTIC Q550/C に Windows10 を入れた話

モデリングのメインで使っていた Photon2 のUSB接続器機が突然動作不能に陥る状態が出始めました。再起動するたびに、動作しなくなる間隔が短くなる為、コンデンサ系の不良、もしくは熱暴走かと思います。修理するなら、いっそ、ハブを内蔵して多USB化改造しようかと画策中。
ただし、そうすると基盤にハンダを当てる大改造になるわけで、最悪文鎮になりますし、
不在の間を代替する機材が欲しい…というわけで、現状家にある中華タブを漁ったのですが…Linux Mint の19は当分先になるので、Linux の次期バージョンの芽がなくなった(Ubuntuが対応を辞めた)32Bitマシンの整備を決意。

幸いWin10のアクティベーションが済んだ FUJITSU STYLSTIC Q550/C があったのですが、果たして、2012年製、AtomZ670 2GBRAM SSD32GB のマシンに最新 Windows10 は載るのか…

載りました。


では、気の遠くなるような備忘録おば…

1.最新版インストーラーではインストールできない
2018年4月現在でマイクロソフトがHP上で公開しているインストーラーではまず無事にインストールできません。
途中までは動きますが、画面が真っ黒になったあと全く動かなくなります。一応12時間ほど待ちましたがまったくダメでした。

幸い、私には Ver1607 のインストーラーがあったため、コレを使用。
インストール時の注意ですが、ワイヤレスLANは切って(ONにすると後々勝手に通信を始める可能性がある上、通信速度が遅いなど問題が多い)、USBハブを繋ぎ、ハブにキーボード、マウス、有線LANを接続。途中数回画面が真っ黒になる事はありますが、わりとあっさりインストール完了。

2.アップデートの前に
とっても重い Windows10 標準アプリを極力削ります。只でさえ Windows10 のアップデートは半日から数日がかりの重い作業です。これを重いアプリを入れたまま行う事は、バーベルを持ち上げながらフルマラソンを始めるくらい自殺行為です。

やる事は
視覚効果全OFF、半透明処理OFF、OneDriveアンインストール、コルタナさんにお帰り頂く(後述)。
これらに加えて SuperFetch のOFFがあるのですが、最初から起動していませんでした。
OFFのやり方の説明は…「Windows10 高速化」とかで検索すれば、大抵出てきますのでコルタナさん以外は割愛します。

3.恐怖のアップデート
一通り、1607 で高速化が済んだらアップデート開始です。
Windows10 更新アシスタントを使い4月現在最新の 1709 ( Fall Creators Update )をインストールするのですが…
一回 0x80070570 エラーを出して止まった事がありました。
ネットで検索すると解りますが、Windows/SoftwareDistribution/Download フォルダ内のファイルを全て消してやり直せばなんとかなります。


ファイルのダウンロードが完了し、インストールが始まると途中でバックライトごと画面が消えて真っ暗になります。Q550/C にはHDDアクセスランプが無いため不安になりますが、有線LANのアクセスランプが不規則に明滅しているなら放置しましょう。私は2時間前後待っていたら画面が表示されるようになりました。たけしの挑戦状のあぶりだしの2倍くらい我慢すれば良いだけです。

4.VSコルタナさん
1709 インストール自体はダウンロード開始から4時間程度で出来ました。
視覚効果全OFF、半透明処理OFF、OneDriveアンインストールの設定は 1607 の状態から引き継がれたのですが…MS社の産んだターミネーター、コルタナさんは復活しています。
コルタナで検索すると、消す、アンインストール、抹消など物騒な語が並びます。
アンインストール手段が無い上に、タスクマネージャーでプロセスを終了しても数秒で復活する脅威の生命力を誇るコルタナさんですが…ここは敢えてスマートにお帰り頂くという方法に挑戦します。

まあ、レジストリを弄るのですが。
インターネット上を検索するとWindows10 画面下の検索BOXに regedit と入力せよと書いてあるページが散見されます。
コルタナを非表示にすると検索BOXが表示されませんので、敢えて別の方法で。
Windowsシステムツール→コマンドプロンプトを起動しまして、ここに regedit と入力します。



まあ、結果は同じでレジストリエディタが立ち上がります。


次に HKEY_LOCAL_MACHINE を右クリックして「検索」を選択 allowcortana と検索ワードを入力して待ちます。


私の場合はこの項目が出ました。
MS社はどうしてもコルタナを起動して欲しいらしく、レジストリの位置をしょっちゅう変更しています。なので、この情報がいつまで正確かは解りませんが、とりあえず中に入っているパラメータを全て0に設定します。(名前の項目の列をクリックすると編集画面に入れます)

再起動後すぐに Ctrl+Shift+esc でタスクマネージャーを立ち上げると…


居る!
…のですが、しばらく観察してみてください。
起動しては終了し、また起動するというホラー映画のような挙動をした後数分で完全に起動しなくなります。

お還り頂けたようです。
…ホラー映画化したら売れるんじゃないかな。
ちなみに、検索BOXを使うと問答無用で復活します。