口の周りの筋肉ってのは難しいです。ちなみに歯と目はアタリを取る為の仮パーツです。
口の周りにはたくさんの表情筋等があるのですが、ざっくりと上下の唇のつなぎ部分にある「笑筋」と前歯の周りにある「オトガイ筋」にしぼりました。
表情筋ですので随意動作もしますが、いちいち手付で動かしていられない為、
口が開いたときには笑筋が左右に開き(実際には伸び切って筋が痩せる)、閉じた時にはオトガイ筋が閉じる(弛緩して唇が閉じる)動きは自動でできるように調整。
この動作は1年くらい前にふくらはぎを作った際の応用ですが…
まず、実際の動きはこんな感じ
※今回から秒間6フレームにしてます
で、理屈はといいますと…
1.顎を開閉方向に動かした際に伸縮するストレッチボーンを作り、縮小限界を作って、限界に達した際に伸びる子ボーンを作る
この場合、実際に動くのは顎ボーンのみ。各、開閉ボーンはストレッチボーンで顎ボーンの先端に追従して伸縮しますが、各第1ボーンは縮小限界を設けており、限界まで縮小すると第2ボーンが伸張を始める仕組み。実際に動かすと以下のようになります。
2.各ボーンの伸縮に連動するボーンを作る
…大変わかり辛い図解である事は承知しているのですが。笑筋基部(上下の唇の繋ぎ目)の移動を第1閉ボーン、笑筋を第2開ボーン、オトガイ筋を第2閉ボーンの各伸縮と連動させています。
3.ボーン有り開閉はこんな感じ
…うーん面倒。しかもぎこちない感じだし。コレ喋らせるのは一苦労っぽいですなあ。
あと、今回地味に詰まったのは鼻の造形でした。
トゥーンレンダ専用にする予定だったので、当初鼻柱に溝を掘ってアウトラインを仕込むという手法にする予定でしたが、
あまりにアニメ的な鼻を作ると上下から見た時に破綻してしまう(鳥のくちばしのように尖る)ため、それなりに造形。
…なんですが、トレンド的に鼻翼が無いモデルが主流。どう作ったものかなと。
ココらへんは今後の課題になりそうです。
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