2025年5月4日日曜日

今期はアニメが豊作…個人的に2

ニコニコでアニメ観ている人間として、予想通りに良かったのがシングレ、思ったより良かったのが GGDR 、黄色信号がガンダムなんですが…。

  • シングレは
まあ、漫画原作が良い訳で。正直原作漫画もタマモ編で終わっておけば良かったのでは?と思う所もありますが、そもそもそのタマモさんの前段階。
余程予算不足等でチープにでもならない限り失敗しないと思っていましたが、やたらに動く笠松音頭とか期待していた部分が期待通り動いてました。
やや、レースシーンに残念な所もありますが(カーブ時に背景が三次元背景に対して、平面書き割りのキャラが走っているのを正面から捉えるカットがあるんですがスーファミの F-ZERO みたいと言いますか…違和感が…)まあ踏み込んでからのダッシュシーンで失敗しなければ十分満足なんですけどね。あと、3馬鹿がいい味だしてます。

  • GGDR は
4話で総集編になるのはやはり予算が苦しいかと心配にはなりましたが、お話としてのできは割と良い。大筋は多分単純で、「ユニカとお父様の正体」や「いつも音声で指示している奴」とかは恐らく誰でも思いつくオチのままだと思われます。ただ、4話でヴァーノンとレオが言っている通り「こいつらは国を敵に回してまで何がしたいのか?」は本当に謎です。

で、このアニメ、ゲームのアニメ化なのにゲーム内セリフを適当に連呼してみるとかはしませんし、格闘ゲーなのに技名すらシャウトしません(おかげで1話でカイが飛び込むシーン、恐らくライドザライトニングなのですが何をやったのか判り辛かったりします)。
それで何をやっているのかと言えば、ソルとシンの爺孫ロードムービー。3Ⅾ化されて以降のGGは、毎回ゲームとは独立して数時間のフル3Ⅾのムービーがついてきますが(ゆえにCGアニメ買ったら格ゲーがついてきたと言われる)、GGST ではソルの相方はジャックオーでしたね。
で、取り扱っているのが「戦前世代と戦後世代のジェネレーションギャップ」。発展した未来世界に見えて半ポストアポカリプス世界なんですよね。ただ世界が滅びかけたいきさつを毎回冒頭で説明しているのが辛い所ですが。
戦後に区切りをつけようとする連中やまぜっかえす連中の中、戦争の英雄のソルが次代のシンを見守るお話で、つどつど出てくる「お前はそれでいい」というセリフが良いです。

で、4話
年齢ゆえ聴きとり辛くはなっているものの、やっぱりジョニーの演技がカッコよかったですね。
この話で一番の見どころはCパートのブリジット。茶化すでも誤魔化すでも無くこう使ってきましたか、という感想でした。この手のキャラを正面から使ったアニメって、かなり昔に見たタイガーアンドバニー位なんですけど、上手く落とし込めてました。

とは言え予算が辛そう
このアニメ、戦闘シーンに顔のアップが多いと言われています。
キャラ描画がセルルックのCGと手書きの折衷なんですが、背景はほぼ手書きの為引きで映すと背景描画がとんでもない負担になる。で、効果線を背景にしたアップばかりになってしまうんですよね。
同様で極端な例はけものフレンズ(ちなみに一期しか見た事無いデス)で、キャラがCGで背景がほぼ手書きなのでほぼ固定カメラであり、CGアニメでありながら教育番組の人形劇のようだと言われていました。
ちなみにGGのゲームの方に付属する3Dアニメは背景もCGで作っていましたが、こちらは歩くモーションがゲームと共用である部分があり、背景と歩幅が合わない事が多々ありました。
4話最後で唐突によくわからないアパートの一室で会話している事からアセットを使い始めているようですが…せっかくキャラを3Dで作っているので、3D背景を使ったアクションを見てみたいものです。

  • ガンダムは
3話までは、予測通り劇場版の再構成でした。2話の吹っ切れた遊びっぷりは凄かったですね。あと、2話の代替わりした声優さん達も違和感なくてびっくりです。
で、4話。属性特盛キャラが1話で登場して散りまして、キャラとしては大成功…なんだけど。
名前が適当な事からシリーズお馴染みの人工NT系か?と言われたり。
本当にNTを知らない天然ニNTなのか、(大抵酷い育成環境にある)人工NTだからNTに否定的なのか?とか。
アンキー=シムス(1stでシャリアと一緒に出てきて退場した女性)かと思ったら、連邦のエースと知り合いってどういう事?とか。
旦那さんの背中にスティグマいっぱいありそうというニコ動のコメで盛大に吹いたりとか(ぶちぬく Hitozuma は流石に笑えない…)。
あちらこちらで盛り上がっています。

そういう盛り上がり方は置いておいて、ニッチなツッコミをしてみましょう
どこぞのコラボよりも銀座三越の売り上げに貢献しそう(じぞう六法焼き…)というジャブはさておき。

すごいワイヤー
進撃の巨人の監督が担当したそうですが、このアンカーとワイヤーはとんでもない強度ですし、アンカー撃ち込まれた側も良く装甲が剥がれない物です。
1話冒頭でモップ掛けするザクがコロニーから離れないようにするために固定していたワイヤーは1体あたり4本。
相手に把握されない程細くて、モビルスーツ1体分の重量を支えつつ、相方のゲルググが自滅するほどの高機動を支えています。
このワイヤーでセーターでも編んでザクにでも着させれば相当強いのでは?と思いました。

こっちが本当のソドムでは
1話ではクラバで出場を辞退すると違約金で人生が詰むと話していたのですが、4話の戦闘終了後の感想は勝敗の話のみ。むしろソドンのクルーの方が理性的。
クラバは違法賭博ではあるものの、スマホでも見れるしテレビのリモコンを操作しても観られる位手軽な物なのに人死にが平気で起こる。
※もちろん警察が取り締まっているが
又、1話の軍警も警告無しに住居の破壊を行っていて、描写はされないものの死傷者は出ていると思われる。
つまりイズマコロニーの住人にとってMSが動いていれば殺人が起こるのは日常であり、なんなら賭博の対象にだってする。
小奇麗に見えているけどこのコロニーは結構な退廃都市という印象。

では何が黄色信号?
1/3クールが経過したにも関わらず主人公に好感が持てない。これまでの描写からは主人公は戦争物の対極に居そうな良い所のアンニュイなお嬢さんという情報のみ。
現状では行動力過多な「世間知らずのお嬢さん」がヤバい美少年に一目ぼれして、殺人賭博に足を踏み入れたように見えます(しかもクラバに巻き込んだのは主人公本人)。
今後の葛藤や成長を描かれるのかが不安なんですよね。
前作のスレッタも24話あっても主人公の成長を描いたか?といえばだいぶ疑問で、最初からやたらに強いうえで、最後の方でお姉ちゃんの存在に気づいたら責任感の有る娘になって箒に乗って飛んで行った訳で(葛藤や成長はグエルが担当したと言えばそれまでだが)。

ペース配分的に現代の子にガンダムという記号を覚えてもらう為の企画。で終わってしまうのではないか?という不安があって黄色信号かな?と現状では思っています。

※5/7追記
うーん GGDR にも黄色信号がついたような。4話で全くの謎…だった動機なんですが、5話冒頭10分の紙芝居で語りきってしまいました。いや、メタな話 GG のラスボスは代々女性が務める(GGST はストーリー的にはイノって事で良いのか微妙ですが…)ため、あの議員がかませだろうという事は想像に固くないですが。
なんでこんなに急に話を進めたんだろうと思ったら8話で終わるとかで、あと3話ならさもありなんかなと。ボリューム的には GGST の追加ムービーくらい(たしか2時間弱くらい、本編は6時間ある)。流石に後半は3D背景での戦闘になりました…が、即終了。予算を最終話に持っていったと考えましょう。はい。

そうそう、短いといえばガンダムも2クールだと思っていたのですが1クールとコメントがあったのですが、ホントでしょうか?
そうだとすると今後も大味な展開になりそうなんですが…初代ガンダムは打ち切られたとはいえ43話あった訳ですし、ネタを拾うだけでも終わってしまう。
ジオンの象徴の赤ガンダムが現存している事がバレていて(賭け試合配信してますし)、これをもってバカンス感覚で地球に降りようとしてますが、おそらく地球は連邦のテリトリー。
迷惑系ユーチューバーが戦車に乗って軍事基地に突入するような展開です(だからこの主人公好きになれないのだけど)。ふつうに大問題なんですが、こんな所までご都合主義でどうにかなる展開だと流石に萎えますが話数足りるんでしょうかね?

で、しょうもない予測ですが、味方側で最初に死にそうなキャラって誰?
…これ、雑にジェジーさんでは。で、ベタにポメちゃんかわいそうって流れになったら雑で嫌だなあと。

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