2022年4月9日土曜日

Lenovo Yoga260 に LMDE5 を入れてみた

 Ubuntu22.04 のβ版配布も始まり、コレがリリースされると次は Mint が更新されるわけですが、毎度の通りスケジュールがGW明けになりそうな訳です。
となると本格的に触れるのは夏までずれこみそうですが、そんなに待っていられないので、LMDE5 を導入してみました。
通常 Debian → Ubuntu → Mint の順に派生していくのですが、Ubuntu をすっ飛ばして Debian → Mint に派生させた物が LMDE 。
故に Ubuntu の「親切さ」を引き継いでいませんが、反面無駄な処理が無いので早い事は早いとされています。
…まあ、個人的には永遠の素人な自分には敷居が高いので敬遠していたのですよ。まあ、今年はわけあって早くしたかったのです。

  • 導入してみて
まず、日本語が入力できないのは軽いジャブ。スグに検索すれば解決方法が判ります。
他は Ubuntu ベースともそれほど違わないのですが、なんというか処理オチした際に「カーソルが飛ぶ」現象が割と起こるなあという印象。

  • Blender は改善
Blender の処理落ちがだいぶ改善。…というか現状、コマ飛びは起こるけど処理が止まった後に強制シャットダウン…という挙動が起きていません。
全く同じ Blender2.93 を使用しているので Cinamon と Mate の差かもしれませんが。

  • VokoScreen は要注意
Ubuntu 21.10 の時点で VokoScreen は3系になっていたので予想はついていたのですが、通常インストールされるのは3系となります。
…が、いつも当ページで使用している gif ファイルを撮影しているのですが、3系では gif がオミットされているのですよ。
仕方が無いので理化学研究所のミラーサーバーから vokoscreen_2.5.0-4_amd64.deb を持ってきて自分でインストールしました。
尚、その後にアップデートを無視するようにセットアップを設定しないと上書きアップデートの通知が毎回来ることになります。
この機能を待っていた

  • 電源が落ちない
シャットダウンを行うとスプラッシュが止まったまま電源が落ちずに止まります。
CPUファンが回っていない為、特に処理をしている風でも無く、本当に止まっている模様。
同様の問題に逢った人は多いようですが、設定ファイルを書き換えても改善されず、ログファイルを読んでも良く分かりませんでした。
なので、スプラッシュの回転が止まったら電源ボタン長押しで落とす事に…コレは地味に痛いですね。

  • Buildozer が入らない
コレが一番痛いですね。以前は openjdk-8-jdk を入れていましたが、現在は openjdk-13-jdk を入れる事になっているようなのですが…
LMDE5 で入れる事ができるバージョンは1117で、17を入れれば途中まで処理は回るのですが、apk を作る前にエラーが出て止まります。
例によって理化学研究所のミラーサーバーから13の deb ファイルを落としてきましたが…依存関係の解決が上手く行かず結局インストールできませんでした。
そもそも Ubuntu20.04 ベースの記事を元に構築した環境だったのですが、 LMDE5 と同じ Debian11 ベースの Ubuntu22.04 ベースの記事の更新が行われるまで、
apk を作れる環境を持っている場合は現状を維持した方が無難だと思います。

※追記
ネットを検索してみると Debian11 上で oepnjdk-11-jdk を使用してコンパイルに成功したという記事が出てきまして…いや、フランス語だったので読めなかったのですが。
試しにやってみたらコンパイルに成功しました。
このため、過去の記事を修正しました。

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