カノニカルが手を引いて、てっきり死んでいたと思っていたのですが、最近調べていたら Ubuntu Touch を引き取った団体が居たそうで。
で、現状を調べていて解った事と言えば…
手持ちの Nexus7(2012) は流石に足切りされたっぽい。手持ちの機械では Sony Xperia 系の2台が入るらしい。ベースは Ubuntu 16.04 らしい
…くらい。
うーん。Ubuntu も2回に1バージョンくらいずつ LTS に残念なバージョンが入っている印象でして
16:ハードウェア対応が良くできていて、中華パッドとかのタッチスクリーンが割と対応されている(Momo7w や iWork7 、さらに感圧式タッチスクリーンにも対応)。
18:残念バージョン。タッチスクリーンが動かなくなった機種がやたらに多い。約束していた Python3 への移行ができず。
20:タッチスクリーンは相変わらずだが、Python2 のサポート期限が切れた後のギリギリアウトのタイミングで Python3 への移行が完了した。
22:出たばかりなので詳しくは判らないが、予定していた機能が入らなかったので「売りは遠隔操作できるようになった事です」と言い張っているらしい。サポート期限が伸びる事以外に売りがあるのだろうか?派生ディストリビューション泣かせのLTS。
…というのが私の各LTSに対するざっくりとした印象なのですが…
- うーん 16.04 ベースねえ?
そもそも 16.04 がサポート切れしているし、入ってる Python2 系も19年の年末に(追記:正確には2020年1月1日にサポートが切れました)サポートが切れているし、恐らく入っている Blender2.76 もすばらしく軽量級ではあるのだけど 2.8 系以降のバージョンとはUIがだいぶ異なるんですよねえ(そもそも現在の最新は 3.0 系)。
…どうしてこんなにUIが変わったんだ?と思ったら、21年から Blender の企業向けサポートをカノニカルが提供しているんだとか。当然21年の前から水面下で動いていた訳で、近年の様変わりも納得です。カノニカルはUIを作るセンスが無いので心配ですが(斬新さ>使いやすさという思考でユーザー置いて行きますからね、彼ら)。
- 本当に求められている場所は
以前書きましたが、UbuntuTouch はスマホ市場に拡大する為に開発された為、当然ターゲットもスマホなのですが…
私のような変人は ARM 系に Ubuntu が乗る事が最大の魅力では?と、考えるわけですよ。
そして、そんな人間が真に望むのは ChromeBook 向けと、FireHD 向け、Nintendo Switch 向けじゃないかなあと。
…特に後者二つは安く大量に出回っており、安価なパソコンとして再利用できるようになる価値はあると思うんですけど、どうなんでしょうね?
※追記
調べた限り、18年には Switch に Linux のインストールに成功した人が居て、現在では Ubuntu を載せる事も可能だそうです。
…が、メインドライブが SD カードなんだとか。eMMC より遅いデバイスをメインドライブにしたらどうなるかは火を見るより明らか。
かなり昔に DS に Linux が載ると聞いて R4 を入手してやってみましたが、やっぱり SD カードをメインドライブにしていた為に動作も鈍く、タッチスクリーンの解像度も悪い為、全く使い物にならなかったのを思い出しました…ゲンナリ。
又、FireHD については LinageOS というものを入れるのが主流のような。コレは…簡単に言えばオープンソースのアンドロイドらしいですね。
GooglePlay アプリも動きますが…一部不正扱いで動かなくなるらしいです。まあ、改造品になる事は事実なのでなんとも。
FireHD はメインドライブは eMMC なので、遅いとは言え実用には耐える速度は出る気がしますが…
Python3-Kivy + Geany と Blender2.8 が動作する Linux は現れるでしょうか?
とりあえずリスクを冒してまで、手持ちの Sony Xperia に入れる価値は無い、というのが現状の判断です。
が、公式にも Ubuntu20.04LTS ベースに移行するとアナウンスしているので、移行が完了しだい入れてみようとは思います。
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