休業して2か月と少しが過ぎましたが、当時プログラムとモデリングを再開しようとしていました。Blender の方はバージョン3系辺りからのレイヤーの扱いをだましだましやってきたのがついに限界がきまして0から学び直す必要が出たのですが、プログラムの方は…
こういった本が近所の古本市場に売られてまして…
コレ、3月に買ったのですが実は1月販売の本なのですよ、なぜゆえ2か月で売られてしまったのかな?と。
著者の方は経歴を見ると元コナミの小島監督チームのプログラマーさんのようで、自身の作ったフリーゲームライブラリを使ったプログラム方法を記した本…らしいです。
実は既に読み進めていて、最初のチャプターまで来ているのですが、いわゆるハローワールドの次が。
ゲームプログラムを改造して、キャラを無敵にしようぜ
というもの。
変数や配列の概念を教えるでもなく、いきなりコレ。
教育現場からすれば破天荒な内容ですが、40年ほど昔なら割とあるあるな学習方法です。
というのも、ネットが電話回線通信で「草の根」とか言われていた時代、フリーゲームはプログラミング雑誌への投稿が主戦場であり、雑誌に印字されたソースコードを自分のパソコンに打ち込む事がゲームプログラムの一歩でした。で、自分のパソコンへ一字一句間違わず効率よく打ち込むために構文を覚えたりしていきます。
そして、間違わずに打ち込めたらゲームで遊べる訳ですが…その次にやる事と言ったら、ゲームの改造。変数に代入される値を変えて、スピードを2倍にしたり、アイテムの数を増やしたり…で、どの部分のソースがどういった動きを司っているのか判ったら、次は条件分岐をいじり…といった順でプログラムを覚えたものです。
なので、ゲームプログラマ育成的にはコレだわな、という内容で良書に見えます。
流石に2か月弱で読破したとは思えない綺麗さだったのですが、どうして売られたのか。
…恐らく、ライブラリインストールが pip だったのでそこで躓いたのかな…と。
ウィンドウズユーザーだと msi 形式以外に不慣れなユーザーが多いですし。
この教本には Windows と Mac のインストール方法が載っていたのですが、私は当然のように Linux で進めていきました。
…はい。
たしか、前の会社に入る前、23年の8月までは見かけなかったのですが…退職後にプログラムを再勉強し始めたら pip install する度に見かけるんですよねこのエラー。
実はこの本を買う以前 pyautogui を導入する際も同じ問題が起こっていて、何度も環境を作り直していました。
しまいには面倒になって環境構築練習用のマシンを買いました。
Latitude3120
学生向け教育用パソコン。3月11日に川越のじゃんぱらで1.4万円で購入。
CPU Celeron5100 / メモリ 4GB / ストレージ PCIe3.0x4 接続の128GB SSD。
2Dのゲームを作る分には十分だし、ストレージが早いのでOSインストールのやり直しがしやすい。
問題は…
11.6インチモニタだが、ベゼル幅がとっても広く、筐体サイズは13インチ級。BIOS画面がやや癖がある。キーボードのタイプ感がかなり悪い。右クリックボタンが無い。
…本気でプログラミングをしたければ、キーボードとマウスの接続をした方が良いかもしれませんが、最低限は揃っている感じ。
以前はこういった作業は EliteBook 2760p でやっていたのですが、流石にバッテリーが壊れた13年前のパソコンはそろそろ眠らせてやろうかと(経年劣化でタッチパネルのボタンが溶けちゃったんですよね)。もちろん、他にもいくつかノートパソコンは買いましたが、近年は GPU 搭載だったり UMPC だったりとインストールのやり直しには向かないのでパス。
話戻って、エラーメッセージの意味
アメリカ語がさっぱりな自分がグーグル先生に翻訳して貰ったらざっくりと
外部環境のソフトをインストールしようとしていますとりあえず apt を使ってインストールできるかを試してみろ.deb 形式以外のパッケージをインストールしたければ venv を使って仮想環境を用意してそっちにインストールして使えPython アプリなら pipx install を使ってみろ最悪 --break-system-packages オプションでインストールできるかもしれないが、OSが壊れても知らんぞ
と、言ってるらしいです。
で、一番確実なのは venv を使って仮想環境を用意して~なのですが、それだと物が出来ても他のパソコンで動かすたびにそのパソコンでも仮想環境を作るのか?
となりまして、他を試したのですが…
まず apt install はそもそも存在しないから無理。pipx はやってみた所「いや、私の仕事じゃないから、pip さんの所でインストールしてみたら?」とエラーを吐かれて、たらいまわしにされました。
ダメもとで --break-system-packages を使ったらインストールできたのですが、動作しません。OSが壊れたかは確認できませんでしたがあまり良く無いような。
…で、ふと pip 系のソフト等を見渡すとほとんどが Ubuntu22.04 対応なのに気づきまして。
確実に言える事は Ubuntu24.04 ベースがダメって事。
Debian ベースの LMDE6 を最初に試しましたが、コレもダメでした。ついで LMDE5 で試したらすんなりインストールできましたが、今度は Latitude3120 のタッチパッドが反応しなくなったのでアウト。
最終的には Ubuntu22.04 ベースの LinuxMint 21.3 をインストールする事で環境が安定しました。デグレードですが、一応2927年まではサポートしているようですし、コレで良いかなと。
ネタバレすると
先ほどの Latitude3120 の写真に写っているのは Visual Studio Code 上の Pyxel の動作画面なんですよね。ちなみにこのマシンには VOICEVOX と Blender4.4 そして pyautogui がインストールされていたりします。
まあ、VOICEVOX は短文を喋らせるだけでも待たされますし「動く」ってだけで実用速度とは言えませんが、実験マシンとしては十分働いています。
ここからどれだけ Python のプログラム能力を回復できますやら…
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