そういえばもう一台ゲーミングパソコン持っていたわ
…我が家で死蔵さてれている Rog Flow X13 2022 の他にもう一台、実は去年の12月に買っていたのですよ。当時相当追い込まれていまして、休憩できる場所が会社のトイレの個室だけでした。んで、トイレの個室でもモデリングできるマシン…が、こちら。
GPDWIN2 前期型
お値段3.5万円、ハードオフで買った記憶があります。当時の平均的な中古価格よりかなり安いのですが、これは Windows のアクティベーションが取れないジャンク品だった為。どの道 Linux を入れる私には関係ないので丁度良かったです。
で、これがなにゆえモデリングかと言いますと、一体型ゲームコントローラをマウス代わりにしてモデリングしようとしていたわけです。まあ、ご想像通り当然仕事場に持ち込めるわけもなく…というか、この2ヶ月後に病院送りになる程過密かつ長時間の労働でしたしね…頭がおかしくなっていたと実感します。
結局当時の仕事の関係で休日に「休む」以外の事をしない事が習慣化してしまい、モデリングもせず、マシンも放置していたのですが、この度セットアップしなおしました。
LMDE7上で Python の開発環境と Blender と VOICEVOX をインストールした上で、Steam も入れてみました。メモリが4GB以下だと大抵のゲームは起動しないのですが、8GBあるので起動はできました…が。
カプコンアーケードクラシックですら処理落ちしている。BGMすらもっさりするのでむしろ新鮮ではありますが。この機種の残念なところにVRAMの割当容量をBIOSで設定できない所があります。やたらとオーバークロック用の設定があるのにバッファ割当設定が無い。せめて2GBを振れれば変わると思うのですが…
あと、この機種についているキーボードは英語キーボードです。インストール時にうっかり日本語キーボードを選んでしまうと後で大変な事になる(英語キーボードをインストールして、日本語キーボードに設定し直しても日本語キーボードが復活するバグがあるのでインストールし直しになる)為注意が必要です。
SteamOS がバージョンアップしている?
以前、少しやってみてインストールに失敗し、その後分派した Holoiso も駄目だった事から断念していた SteamOS。先日新生 Steam Machine を発売すると出ていたので、確認しにいったら新バージョンが出ていました。
ただ、条件が厳しく PCIe 接続のストレージと、AMD Intel Nvidia いずれかのビデオボードが必要とのこと。
我が家で該当するのはデスクトップの旧ゲームマシン、ROG Flow X13 (2022)、Zbook 14U G6 の3台…だけど多分 ZBook は無理でしょう。
と言う訳で ROG Flow X13 にインストール。無事にインストールできましたし、今度はゲームも動きました。
しかも、ゲームの動き自体は合格点です。
…ただ、Arch Linux 系になってしまったんですよね。
※3.0 版の初期までは Debian ベースでした
日本語化がよくわからないし、pacman 起動しようとしたらロックかかっているからとインストールを拒否されるし、なんというか、ゲーム機としてはよくできていると思いますが、デスクトップモード時の動きが…
そりゃあデスクトップモードの SteamOS はほぼ Archな訳ですが(その割には親切ではある)。
また、USB 機器の認識が Linux Mint 等と比べて遅く、特にUSBで有線LAN接続していたものが切れると以降無線に切り替わったまま接続し直しても戻らずに大変な事に(GGSTの28GBを無線でインストールされたので30分以上も待つことに)多分ゲーム機としての性能アップに専念してデスクトップOSとしての完成度を上げていく方向には頑張らないと思うので、ここは残念。
試してみたソフト
とりあえず、Blender と VOICEVOX は動いた…というか、圧縮ファイルを展開して、展開フォルダ内の実行ファイルをダブルクリックすれば動く系は流石に動作します。ただ、Blender は RTX3050Ti が有効になっていませんでした。
流石に Steam でゲーム実行時には動いていたと思われるので、これは謎。コマンドラインから OFFLOAD 指定して読みだせという事でしょうか?Blender は Steam からインストールして使用するという手もありますが、バージョン管理が面倒(私の家は7台のマシンが 4.51LTS で揃えてます)な為それはやりたくないです。
残念な所
USB機器の接続の他にも残念な点はあります。
- 起動
携帯ゲーム機用な為、ログインパスワードの入力なしで起動する。そりゃあ SteamDeck はキーボードが無い機種が中心ですが…。ちなみに起動直後に Steam の自分のページのホーム画面に飛ぶので見られたくないソフトがある人は要注意ですね。
- ネットワーク
Steam のゲームは基本的にユーザーが「ゲーム利用権」を買うため、ユーザーがどんな機種で遊ぼうと良いとしています。ただ、そのためには毎度アクティベートしなくてはならず、基本的にネットに繋がる環境である事が求められます。本来携帯ゲーム機のOSなのですが、ネットに繋がるところでしか使えないので、このOSはデスクトップの方が向いています。
(ネットのつながらない所でスタンドアロン使用が想定されていない)
- データベースがロックできません
コンソールを使用していて現在ぶち当たってる問題。pacman のローカル上でインストールをことごとくコレで断られている。
今後しばらく ROG で実験してうまくいけば、ゲームに関しては Mint より適任である事は間違いないので、Ryzen7 8700G のデスクトップに入れてみたい(先述の Steam Machine が似た構成の為、恐らくビデオボード無しでもいけると思われる)ですが…Kenshi のセーブデータの移植方法を確立せにゃなりません、今年プレーした奴はあれだけで400時間ですから流石に消えるのは泣けます。



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