2025年11月12日水曜日

自作PC冬の時代到来

最近自作界隈がお通夜状態でして、要因は円安による価格高騰もあるのですが、メモリと記憶機器の値段が爆上がりしているのですよ。私も今年はメインマシンのメモリと、壊れたNASの補修にSSDを買い直していますが、その時点で高騰していました。
このため、どちらかと言えば不具合の解消の為に購入するばかりで、それ以外では買っていないという状況です。

AIによる高騰?
よくあるニュースサイトではAI需要によるメモリ、記憶装置の供給不足/値段高騰…とあります。以前も書いたのですがAIはシチュエーションに対して複数のアプローチを行い最良の結果を探索しています。
つまり、このパターンはこの結果だった…という記憶を大量に残す必要があります。
このため、記憶系の装置の値段が高くなる…とあります。又、現代でNPUと呼ばれるCPU達のAIコアはiGPUの発展であり、VRAMはメインRAMから割り当てられる(物理的には同じ)為メモリの需要が高まるという理屈もあります。

又、10月で Windows10 のサポートを切った Microsoft が音頭をとってブランディングした Copilot+PC というものがあります。
「どうせ買い替えるならAIが使えるPCにしようぜ」
という事なのですが…
※この手の Microsoft のブランディングって毎度失敗してるんですよね、そもそも自社のAIのコルタナさんがあれだけ大ゴケしてましたし。

この Copilot+PC に搭載される NPU は先述した通り iGPU から発展した高速AIコアを載せているので、言い換えれば最新 iGPU が乗ったCPUな訳です。この描画性能はかなり凄いものであり、dGPU 無しのマシンにしてはかなりゲームが動くパソコン…としては魅力的です。
…ただ、平均して新品の価格が20万円台で買うか?と言われれば高価な玩具だと言わざるを得ません。

そもそもAIって要る?
その昔、 Windows95 はバカ売れした訳ですよ。6MB で動くOSを駆動するパソコンがバカ売れした背景にはコレが無いとインターネット時代に乗り遅れるって需要がありました。当時の購入者達はそもそもインターネット初心者です。ネットが何かも解らないのに飛びつきました。
で、現代 Copilot+PC 搭載の Windows11 マシンに飛びついているか?といえば微妙です。ちなみに Windows95 時代の方がエントリー機で倍の値段がしてました。
これは当時のインターネットのようにAIが求められていないから、というのもあります。
※そしてもう一つの要因として、インターネットの無い時代だったので人々がマスコミに踊らされていたというのもあります。

なぜAIに飛びつかないか?と言えば現在のAIの一般的な使い方は「自分の代わりに作業をする」事がメインだからでしょう。
「良い感じの絵を100枚画いて」「文章要約しといて」「この商品調べといて」「翻訳しといて」等、なんなら自分でもできるという作業が多い為、楽はできるだろうけどソコまでお金を払うほどの価値は無いと思われているのだと思います。
本来のAIの使い方は「ここら辺でなんか面白いもの見つけたら知らせてくれ」等の聞いた時点では結果が予想できないものを調べさせてこそ価値があると思われますが、そこまで曖昧な問いに答えられるほど現在のNPUは強力とも思えません。
つまりは時期尚早で、価格がこなれるまでは様子見…という私と同じような考えの人間が多いのではないでしょうか?

出るか韓国のお家芸
メモリとSSDの高騰となるとそれらを作っている企業が儲かる訳で、なんならそれで国を支えている韓国系は株価が高騰しています。サムスンなんかは株価が一気に上がっていますね。
…が、既視感がありまして、最近では2017年のマイニング需要の時や2021年のコロナ需要の時に。その度に韓国国民が借金までしてサムスン株を買うのですが、おおよそ2年後に需要が尽きます。それまでは解るのですが、毎度増産体制を止めるのが遅れて在庫がダブつき市場価格が暴落します。これによって株価も暴落し、借金してサムスン株を買った人が首を括るニュースが出回る訳です。流石にいい加減懲りただろう?と思うのですが、今度も同じ事が起きるんじゃないでしょうかね?
ちなみに私は23年に価格が暴落したメモリSSDを購入していますし、次に暴落するのは27年の夏辺りと見ていますので、この時に購入しようかと思います。

尚、次に高騰するのは噂のシンギュラリティが予定通り29年に起これば29年末~30年の夏、暴落は31年の年末辺りではないかと思います。

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