せっかく軽量な LMDE5 なのにガワが重量級な Cinnamon しかないのはどうなのよ?とは思っていましたが…
ドイツのコミュニティーが作ったマイナーバージョンらしいのですが、ダウンロードして使ってみました。最初に入れたのは前回入れた CF-AX2 …で、安全っぽかったので Yoga260 に入れました。最初の見た目は…昔の WindowsXP 風…メタリック感出すの流行ったよね、とかは思うのですが、ダークオレンジを基調に変更しました。
良い所
- 軽い
LMDE5 の時点で軽いのですが、さらに軽い。マウスカーソルの飛びも大分減った…というか、この現象が起こるのが Yoga260 だけなので、ひょっとしたらハードウェアがハズレ個体の可能性があるかも…。
- 安定感は LMDE5 のまま
python3-kivy と buildozer を入れてコンパイルしてみましたが、ちゃんと apk が作れました。
- 日本語化はそこまで難しくない
まあ、出所が出所なだけにインストーラーとかドイツ語でしたが、日本語化は簡単です。
所々英語になったりしますが。あと、日本語入力のショートカットが Ctrl+Space になりますが英語キーボードを使って日本語環境を作った際の基本動作なので、いっそこの際に慣れても良いのではないでしょうか(中華パッドと1000円くらいのキーボード付き有線カバーを組み合わせて使っていたので違和感が無いデス)。
そして気づいたら何故か全角キーにも対応していた…どういう事なの。
致し方ない所
- Yoga260 では電源が…
良くも悪くも LMDE5 なので、LMDE5 同様 Yoga260 ではシャットアウト時にスプラッシュが表示されたまま電源が落ちません。…まあ、それはしかたないのかもしれませんね。
- そこまでして透明処理をしたくないのか
LXDEは半透明や透明処理を極力排除して描画速度を出しているのですが…
これ、 vokoscreen の撮影範囲枠なんですが…本来透明になっているハズの部分が透明処理を行わずに黒くなってしまっています。尚、撮影は出来たのですが、そこまでするかと少し笑ってしまいました。
残念な所
- リムーバブルディスク内の設定ができない
USBメモリ内の設定がパーミッションのせいかできない。具体的にはフォルダのビューモードを詳細(文字列表示)に何回設定しても再表示するとアイコン表示に戻ってしまう。
毎回アイコンだらけで正直ゲンナリ
アプリへの関連付けでUSBメモリ内のファイルを右クリックして→ファイルのプロパティ→開くアプリケーションで設定しても設定されない。
…これは Home ディレクトリ等にファイルを移して同様の処理を行うと出来たりする。
- マウス動作の取捨選択がざっくりしすぎている
この画面なんですが、 Yoga260 でゲーミングマウスを繋いでいる時のものになります。
Yoga260 はアキュポインタ(いわゆる赤ポチ)と3ボタン、タッチパッド、同左右ボタンがあり、更に外付けでマウスをつけている。
通常の Mate や Cinamon の場合、どのデバイスのどの機能(移動やボタン)を止めるかを設定できるが、そういった細かい設定はできない。
…タイピングの邪魔なのでタッチパッドは止めたいのだが…
ひとまず、このまま使ってみようかと思います。
動作するソフトは LMDE5 と同じで描画の軽さは恐らくトップ。細部に使いづらさが残るもののなんとかなりそうなので。
※追記5/30
致命的な不具合発見。Blender でテキストエディタを使っている際に、Ctrl+C 等のコピー処理ができない。尚、貼り付けは可能…クリップボードへの書き込み権限が無いのかもしれない。ただ、コレはテキストエディタが事実上使えない事を意味し≒アドオンが作れないという事に。
出先でアドオンのデバッグができないのは痛すぎる。
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