2022年5月25日水曜日

Manjaro Linux を触ってみる

 Uefi32 系のタブレットに入れるのは結構な知識が必要らしく、64ビットのノートで試すしかありません。
とはいえようやく安定してきた LMDE5 の機械にいきなり入れるわけにいかず…
白羽の矢が立ったのは Yoga260 に主力を譲った CF-AX2 です。

良い所
  • とにかく軽い
Xfce4 の成果なのか、とにかく軽いです。
LMDE5(Yoga260) も早いハズなのですが Cinnamon の動作のせいかマウスカーソルが飛ぶ事があるのですが、そういった不安定感がまずありません。
又、Blender をインストールしない形で導入(パッケージを Blender のページから落としてきて、Home ディレクトリに展開して直接起動させる)してみたのですが、とても安定しています。
Yoga260 は6世代 Core i5 メモリ 8GB 1920x1080
CF-AX2  は3世代 Core i5 メモリ 4GB 1366x768
解像度が倍近く違う為、パワーを食われているとは言え、互角以上に動くのはびっくり。

OKボタンが右上にあるのが少々慣れが必要な感じですが解像度の低いモニターを使っているとOKが押せないという自体が多々ある為、コレはこれでアリなんでしょう。

  • Python
以前 Ubuntu の解説で Python3 の導入が遅れまくったと書きました。
内部であまりにも Python2 を使っていたのでいきなり Python2 を切除するとどこが止まるか判らなかったのです。
ちなみにコマンドでは通常 python と入力すると Python2 が動いていました。
で、結局 Python3 は「python3」というコマンドで実装し、2重に組み込んで徐々に Python2 の比重を減らしていき、
Python2 のサポートが20年の正月に切れた後の20年4月にようやく Python2 の切除が終了したのでした。
この為、Ubuntu や派生ディストリビューションのコンソールで python と打ち込むと
Python はもうない、 Python3 じゃないのか?と言われるのですが…

Manjaro で同じコマンドを打ち込むと
オッス、オラ Python3
綺麗に移行が出来ています。
常に最新を追う Arch 系だから、古いバージョンをバッサリ切れたんでしょうね。

  • 割と古い機材にも対応しているかも?
USB 機材リストを表示して気づいたのですが。
コレ、中国のメーカーで割とお安いタッチスクリーンを提供している企業です。
中華パッド等の非 Wacom 系は大抵コレだったのですが Ubuntu では18年辺りから切り捨てられてしまい動かない機械が続出しました。
…これで uefi32 への導入方法が判れば Atom 系の中華パッドが大量によみがえるのですが…

悪い所
  • ソフト導入
Linux なのにソフトの導入が面倒です。派生元の Arch はとにかくコマンドを打ち込めというディストリビューションで、Manjaro はGUIを強化してフレンドリーになったといわれていますが…
ひとまず、欲しいソフトがあったら
Manjaro xxx
と、検索してみると、manjaro.org の導入方法が書かれたページにヒットするハズで、書かれている通りのコマンドを入力すれば入るハズですが…
まず、導入するのに非常に時間がかかる。下手するとコンパイルしてるんじゃないかってくらい時間がかかりますね。

又、OS自体もインストール直後の初起動時には結構な時間がかかります。

  • 安定感
で、Python-kivy と Geany をインストールして、以前書いたディレクトリー検索を動かしてみたのですが…

コマンドライン

Geany

コマンドラインの方はバージョンの齟齬で動いていないらしいです。Geany の方はファイルに不足があるとな…
結局どちらも動きませんでした。…最新のソフトを導入するのは良いのだけど、動作を検証しているかは甚だ疑問です。


  • という訳で
現時点での印象としては、自分でバージョン間齟齬等を埋められる人向け、若しくは Blender のように単体導入するソフトだけを使う人向け。
又は、開き直って何もソフトを導入せずに、古いパソコンをネット視聴専用にする人向け…かなあと。

つくづく、uefi32 機種≒中華パッドに導入できないのが惜しいです。
私も手持ちの中華パッドは Ubuntu 系を入れてはいますが、大半がタッチパッドが反応しなくなっており、コレが動くようになればネット閲覧専用にできるのにと思った事が多々あります。

早くて最新だけど安定感が皆無なOS…
Linux 界のヅダってイメージですかねえ。

0 件のコメント:

コメントを投稿