…それの旬1年前なんですけど。昨年秋に買って放置気味だった Linux デスクトップを暇にあかせて調整してみました。
マシンの構成は以前書いた通りですが…
CPU:Ryzen8700Gマザーボード:B650MHDV/M.2メモリ:CMK64GX5M2B6000C30
で、ツクモで追加パーツ購入…
…なあにコレ。
実は内蔵用リセットボタン…なんですが、CMOS リセットピンに刺してあります。なのでコレを長押しすればケースを開かずに CMOS リセット可能。
コレが大変役に立ちました。今回かなりの確率で起動不能になってましたからね…。
ちなみに、普段は DVD を引っこ抜いて空きになっている5インチベイの中に入っています。
ベンチマークはギークベンチを使用。というか、Linux で使えるベンチって少ないのですよ。
で、手始めに素組の状態がこちら。
マザボのデフォルトではメモリの速度は 4800Mhz 。アクセスタイミングもかなり遅い設定になっています。先に書いてしまうのですが、アクセスタイミングは早くするほどマルチタスク性能が上がりシングルタスクの性能が下がる傾向があります。
で、次は「メモリさんのお勧め設定」である XMP を使ってみたが…自動で設定させると起動しなくなる。
しかしココに表示されている tRAS までの表記はメモリに貼ってあるシールと同じものである為、ココまでは間違いでは無いハズ…という訳で、メモリを 6000Hz 駆動、tCL 30/tRCD 36/tRP 36/tRAS 76 に設定してみた物がこちら。
…流石に公式設定だけあって高速です。
で、これを 6400Mhz で駆動させたのがこちら。
ネタバレしてしまうと、この設定が一番効率が良かったです。
その後、アレコレやって私が見つけたのはコレ。電圧は4系統とも赤表示になるギリギリ(1.42/1.9)まで上げました。
6600Mhz 駆動でこの値。前出の 6400Hz のシングルをやや上げてマルチを下げた感じです。メモリクロックを上げた割にリスクに対するリターンが少ない感じ。
これ以上をやるにはヒートスプレッダ付きメモリとちゃんとした冷却装置が居ると思います。
一応 6800Mhz でもアクセスタイミングを遅くする事で動く事はあるのですが、OSが起動しなかったりデバイスを二重に登録したりとかなり不安定でした。世の中には 8000Hz を越えるオーバークロックをする方も居るそうですがもうアレは競技の世界ではないかなと。
まとめ
もちろんオーバークロックは自己責任なのですが、再三言われている通り Ryzen8000 シリーズの G 型はメモリの速度にかなり依存するCPUです。
デフォルトのままで使うのはかなり勿体なく、少なくともオーバークロックメモリを使っているならメモリの定格分で駆動させた方が良いでしょう。
又、今回の調整で電源の交換や冷却装置の増設をせずとも、シングルコアを落とさずにマルチコアで1割近い性能向上が可能でした。
1割の性能向上をパーツ交換で行おうとすると結構な値段になりますので、それなりの価値はあるかと思います。
…まあ、あとは使ってみて耐久性が見合うかにかかっていますが。
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